出産後、「母乳育児だからすぐ痩せると思ってたのに全然変わらない…」
「体重は落ちてきたのに、お腹のぽっこりだけは残ったまま」
そんなふうに感じたことはありませんか?
私も同じでした。
妊娠前のズボンはどれも入らず、試しにユニクロで試着したらまさかのXL。
鏡の前で固まったあの日のショックは、いまでも忘れられません。
当時は、自分の姿を直視するのがつらくて、写真もほとんど残っていません。
「産後の体型が戻らない」
それがずっとコンプレックスで、気持ちが沈む日もありました。
それでも、少しずつ勉強して、試して、失敗して…を繰り返して、
気づけば約10か月で−10kg。
数字だけでなく、ウエストや二の腕、ヒップも変化して、
「あの頃の私も、ちゃんと頑張ってた」と思えるようになりました。
このページでは、産後ダイエットを始める前に知っておきたかったことと、
無理なく続けられた食事管理と自宅トレーニングの方法をまとめています。
これから一歩を踏み出す方の、ヒントや励みになれたら嬉しいです。
同じように悩んできた一人として、産後の体づくりに挑戦するお母さんを心から応援します。
産後ダイエット|まず知っておきたいこと
出産後の体づくりって、「体重を戻すこと」がゴールになりがちですよね。
でも実際は、体重=見た目の美しさではありません。
体重は増減はこの3つで決まります
- 体脂肪
- 筋肉
- 水分
そして、短期間で体重だけを落とそうとすると、最初に減りやすいのは…
- 水分
- 筋肉(=基礎代謝)
本当に減らしたい体脂肪はほとんど減りません。
だから、
「体重は落ちたのに、お腹の浮き輪はそのまま」
「数字だけ戻ったのに、妊娠前のパンツが入らない」
そんな事態が起きやすくなります。
さらに、筋肉が減ると代謝が落ちて、
普通に食べているだけで太りやすい状態に…。
食事を以前に戻しただけで、リバウンドのスピードが一気に加速します。
だから産後ダイエットは、
半年〜1年以上かけて、筋肉を残しながらゆっくり減量するのが理想です。
産後ダイエットをするうえで大切なポイント
たんぱく質をしっかり確保する
筋肉を保ちながら体脂肪を減らすには、たんぱく質の摂取が重要です。
目安は体重×1.0〜1.5g。このラインを意識できると、筋肉量が減りずらくなります。
たんぱく質が足りないと…
- 筋肉が減りやすい
- 代謝が下がる
- 疲れやすくなる
- 産後の回復が遅れる
つまり、体重は減っているのに体が重い、気力がわかない…という状態にもつながりかねません。
私も最初は食事だけで必要量をとるのがむずかしく、
そんな日は低カロリーで高たんぱくなプロテインをプラスして調整していました。
無理なく続けられる工夫のひとつとして、頼れるアイテムを味方にするのもおすすめです。
基礎代謝を下回らない食事量にする
基礎代謝を下回らない食事量を意識することも大切です。
目安として、1日の摂取カロリーは最低でも約1,200kcal以上(成人女性の場合)。
それ以下が続くと、体は“飢餓モード”に入り、エネルギーを節約しようとします。
- 代謝が落ちる
- 脂肪が燃えにくくなる
- リバウンドしやすくなる
数字だけ見ると「少ないほうが早く痩せそう…」と思いがちですが、
エネルギー不足の状態では思うような変化につながらず、かえって遠回りになることも。
特に産後は、母乳量の低下や体調を崩すリスクもあるため、まずは体の回復と栄養補給を優先。
焦らず、しっかり食べながら進めていくことが、長い目で見てプラスになります。
食べたいものを完全に禁止しない
食べたいものを完全に禁止する必要はありません!
「甘いものはダメ」「揚げ物は絶対NG」…そんなルールを自分に課すと、続けるほど苦しくなっていきませんか?
私も一度ストイックにやろうとして、見事に挫折しました。
特に産後は、気力も体力もフル稼働。
ご褒美がないと踏ん張れない日もありますし、自宅保育中は“食べることが唯一の息抜き”という日だってありますよね。
そこで私は
- 食べたいものは食べる
- その代わり、1日の総摂取カロリーで調節する(朝ごはんを軽めにするなど)
このシンプルなマイルールに切り替えました。
すると不思議と気持ちが軽くなり、むしろ上手に続けられるように。
むやみに我慢すると、反動で一気に食べてしまうこともあります。
それよりも、無理なく続けられる習慣のほうが結果につながると実感しました。
なお、夜に食べること=太る、というイメージがありますが、体がしっかりエネルギーを欲しているときは問題ありません。
むしろ、中途半端に我慢して後でドカ食いしてしまうほうがマイナス。
夜お腹がすいたときは、
- おにぎり
- バナナ
- さつまいも
など、糖質がしっかり摂れるものを選ぶのがおすすめ。
必要なエネルギーを補うことで、自然と甘いもの欲も落ち着きやすくなります。
運動は「軽く・短く」で十分
ダイエットを始めたばかりの頃って、気合いが入りやすいですよね。
「毎日30分!」と決めて、最初は頑張れる。
…でも、授乳で寝不足の日が続いたり、抱っこで体が痛い日が来たりすると、途端にできなくなる。
私もまさにその典型で、何度も同じパターンで挫折しました。
だからこそ、最初のゴールは“続けること”だけでOK。
- 1日3分のストレッチ
- 歯磨きの間だけスクワット
そんなレベルで十分。
短すぎて笑っちゃうくらいでも、毎日続くことこそ最大の武器です。
ポイント
- まずはやさしい動きから
- とにかく体に“運動する習慣”を覚えさせる
- 習慣化できたら、そこから少しずつ時間や負荷を増やす
たとえ毎日3分でも、積み重ねれば1か月で90分以上動いたことになります。
しかも、無理のない範囲だから疲れにくく、気持ちの面でも余裕が生まれやすい。
「しっかりやらなきゃ」より「今日は3分できた、上出来」でいきましょう。
育児以外のストレスをためない
育児中の毎日は、予想以上にエネルギーを使います。
泣き止まない、寝ない、抱っこ続き、家事も止まらない…。
これだけで十分フルマラソン級。そこにダイエットを「完璧に」乗せようとすると、あっという間に限界が来ます。
私も、
「ちゃんと自炊しなきゃ」
「運動も毎日しなきゃ」
と自分を追い込み、結果ストレスで甘いもの爆食→自己嫌悪…という負のループに何度も入りました。
そこでたどり着いた結論は、
“育児以外で消耗しない仕組み”をつくることが、産後ダイエットの土台。
たとえば…
- お昼は冷凍弁当にしたり、具だくさんスープをまとめて作っておく
- 子どもが集中して遊んでる瞬間に1〜3分だけ体を動かす
- 天気のいい日はベビーカーで散歩してリフレッシュ
- 夜は冷食や宅配食・ミールキットにおまかせ
完璧にやるより、疲れない仕組みを作ること。
その積み重ねが、結果的に産後ダイエットを続けられた一番の理由でした。
わたしの産後ダイエット経過と失敗談
私のBefore/Afterと数値で見る経過
▼産後ダイエット前の写真(2024年6月頃)
家庭用の体重計で体脂肪率40%を記録していた頃の、わずかに残っていた写真です。
当時はウエストもヒップも二の腕も脚も、全体的にムチムチで、顔まわりも二重あごがくっきり…(;^_^A
▼産後ダイエット後の写真(2025年10月頃)
1年のダイエット結果、今ではユニクロのジーンズ23インチ(58.5cm)が入るようになりました!
数字だけじゃなく、体型がしっかり変わったと実感できたのが、なによりうれしいポイントです♪
▼体重・体脂肪・筋肉量のグラフ(2024年10月~2025年10月)
体重 体脂肪率 筋肉含有量 体重65.2kg・体脂肪率39.9%から、現在54.5kg・31.3%に。
計算してみたら、脂肪だけで約9kg減してました!
産後ダイエットの失敗談とそこから得た学び
2024年10月、自己流でダイエットをスタートしました。
当時は知識がなく、
- 夜はサラダだけ
- たんぱく質は鶏むね一択
- ご飯は100gだけ
という偏ったやり方に…。
その結果
- ストレスが爆発
- 甘いものへ走る
- 罪悪感
- また節制→また暴食
このループで、1か月でたった−0.5kgしか減量できず。
メンタルも体力もすり減り、心も体も疲れ切っていました。
そこで2024年12月、栄養や体の仕組みを勉強し直して方向転換。
「筋肉を守りながら体脂肪を落とす」方法に切り替えると、少しずつカラダが変化しはじめました。
- 10か月で −10kg
- 体脂肪中心に落ちた
- 妊娠前よりお腹・二の腕・ヒップラインがスッキリ
2025年10月時点での計測値はこんな感じです↓
- 二の腕(わき下の一番太い位置):26.5cm
- ウエスト(へそ周り):71.5cm
- 太もも(ヒップ下の一番太い位置):53cm
「きついことをする=ダイエット」だと思っていたけれど、
本当に大切なのは“無理せず続けられる小さな積み重ね”でした。
これから始める方には、わたしのように遠回りせず、
ストレスを抱え込まない方法で、長く続けられる産後ダイエットをしてほしいです。
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まとめ|産後ダイエットは“頑張りすぎないこと”から始まる
産後の体づくりで一番大切なのは、「元に戻すこと」より「今の自分を整えること」です。
妊娠・出産で大きく変化した体は、時間をかけて少しずつ回復していくもの。
焦って食事を減らしたり、激しい運動を取り入れたりすると、かえって代謝が落ちたり、心が疲れて続かなくなってしまいます。
まずは、「体をいたわりながら整える」という意識からスタートするのがおすすめです。
大事なのは
- たんぱく質を意識して、筋肉を守る食事をとること
- 基礎代謝を下回らない食事量を確保すること
- 完璧を目指さず、できる範囲の運動を習慣にすること
- ストレスをためない生活リズムを意識すること
これらを“少しずつ、ゆるやかに”続けていくことで、半年・1年後にはしっかり体も変化していきます。
体重の数字だけでなく、ウエストや姿勢、肌の調子、気持ちの安定など――目に見えない部分にも変化が出てくるはずです。
「育児中でもできる食事管理のコツ」や「おうちでできる簡単トレーニング」など、
実際に無理なく続けられた方法を別記事で紹介しているので、次の一歩にしたい方はぜひチェックしてみてください。





















