帝王切開後の傷あとが、ムズムズとかゆくてつらい。
でも「これって普通?」「病院に言うほどじゃない?」と迷って、我慢していませんか。
私もまさにそうでした。
産院で処方されたケアテープ(アトファイン)をきちんと使っていたのに、
張り替えて2〜3日後から、掻かずにはいられないほどのかゆみに襲われて…。
思い切って産院に相談すると、すぐにテープを別のものに変更してもらえることに。
その結果、あれほど悩んでいたかゆみがスッとおさまり、本当に救われました。
もしあのまま我慢していたら、ケロイドになるリスクも高かったかもしれません。
この記事では、帝王切開後の傷がかゆい原因や注意点、私が実際に試して効果を感じたケアグッズを紹介します。
「いま傷がかゆくてつらい…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
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帝王切開の傷がかゆいのはなぜ?【原因と時期】
帝王切開の傷がかゆくなるのは、皮膚が回復していく過程でよく起こる症状です。
傷がかゆくなる主な原因
- 皮膚の再生による反応
切った皮膚や神経が修復されるとき、かゆみを感じやすくなります。 - 乾燥
術後の皮膚はバリア機能が弱くなっており、乾燥するとかゆみが強まりやすいです。 - 摩擦や刺激
下着やズボンのゴムが傷口に当たると、かゆみや赤みを引き起こすことがあります。 - テープや絆創膏による刺激
私の場合もそうでしたが、固定テープやケアテープが合わないと、かゆみが出やすくなります。
かゆみが出やすい時期
- 術後1〜2週間:表面の皮膚がふさがる時期で、むずむず感やかゆみを感じやすい。
- 術後1〜3か月:傷あとが硬くなったり赤みが残ったりする時期。乾燥や摩擦でかゆみが出ることも。
- それ以降:落ち着いてくる人が多いですが、ケロイド体質の人や摩擦が続く人は長引くこともあります。
放置しても大丈夫?痒みが強いときに注意したいこと
帝王切開の傷のかゆみは、基本的には皮膚が回復していく自然な反応です。
多くの場合は一時的なもので、時間の経過とともに落ち着いていきます。
ただし、次のような場合は放置せず早めに病院へ相談するのがおすすめです。
- 掻きむしりたくなるほど強いかゆみが続く
- 傷の周囲が赤く腫れてきた
- ジュクジュクした液体が出ている
- 熱っぽさや強い痛みを伴う
- 掻いた部分が硬く盛り上がり、ケロイドのようになってきた
強いかゆみや異常があるときに自己判断で放置すると、
傷あとが悪化したり、ケロイドになりやすくなるリスクがあります。
かゆみがつらいときは我慢せず、まずは産院や皮膚科に相談するのが安心です。
私の体験談:傷のかゆみで困ったときの対処法
私は退院後、産院から処方されたアトファイン(傷あとケアテープ)を
「1週間に1回張り替えてください」と指示を受けて使用していました。
ところが、貼ってから2〜3日ほど経つと、だんだん強いかゆみが出始めました。
腹帯の上から思わず掻いてしまうほど不快で、気になって仕方がありませんでした。
正直なところ、
「帝王切開後は、これくらい我慢するものなのかな」
「検診でわざわざ言うほどでもないかも」
と迷い、産後の慌ただしさもあって、しばらく様子を見ることにしました。
ですが次第に
- かゆくて夜に眠れない
- 傷の周りが赤くなってきた
- 一部の皮膚が盛り上がってきた
診察の際、先生から
「掻きむしってしまうと、ケロイドになりやすいですよ」
と指摘され、実際に掻いてしまっていた部分は、少しケロイド気味になっていました。
そのため、アトファインは中止となり、代わりにシリコンテープでのケアに切り替えることに。
- 1日1回、シャワーの前にテープを外す
- 泡でやさしく洗い、清潔なタオルで水分を拭き取る
- 帝王切開の傷の大きさに合わせてカットした新しいテープを貼る

このケア方法に変えてからは、あれほど悩んでいたかゆみが落ち着き、気にならなくなりました。
私は産後3か月ごろまで、毎日テープを張り替えて使用していました。
今振り返ると、私の場合は、
- 湯気や汗で蒸れる → テープの下がむれてかゆみが強くなる
- その後乾燥する → 皮膚が突っ張り、さらにかゆくなる
という悪循環に陥っていたのかもしれません。
シリコンテープに変えて「毎日貼り替え、洗って清潔に保つ」ようになってからは、このかゆみが出なくなりました。
今振り返っていちばん後悔しているのは、
かゆい部分を腹帯の上から思いきり掻いてしまったことです。
当時は「直接触っていないから大丈夫だろう」と思っていましたが、
結果的に、掻いてしまった部分は少し盛り上がってしまい、
産後1年半が経った今でも、傷あとが約1cmほど盛り上がった状態で残っています。
あのとき、
「かゆいけど、もう少し様子を見よう」
「みんな同じだと思って我慢しよう」
と判断したことを、今でも悔やむことがあります。
もし、掻きむしりたくなるほどの強いかゆみがある場合は、
できるだけ早めに産院や皮膚科を受診してほしいです。
それが、傷あとを悪化させないためのいちばん確実な方法だと思います。
ただ、育児中でなかなかすぐに病院へ行けない方も多いですよね。
そんなときは、今使っているケア方法やグッズを一度見直してみてください。
このあと紹介するケアグッズは、
私自身が実際に使って「もっと早く切り替えていれば…」と感じたものばかりです。
少しでも今のかゆみや不安を和らげるヒントになればうれしいです。
帝王切開の傷のかゆみにおすすめケアグッズ3選
傷跡ケアテープ(シリコンタイプがおすすめ)
私が実際に使って効果があったのがシリコンテープです。
毎日、傷の大きさに合わせてカットして貼り替える手間はありますが、アトファインでかゆみが出てしまう人にはぜひ試してみてほしいアイテム。
おすすめ商品
【美容皮膚科医監修】傷跡ケアテープ
- 皮膚科医監修のやさしいケアで、傷あとを外部刺激から守りケロイド予防もサポート
- 100%ピュアシリコンゲル使用で、敏感肌や乾燥しやすい肌にも安心
- 薄型0.65mmのデザインで動きに馴染み、摩擦やつっぱり感を防ぐ
- 貼り替え時も痛みを最小限に抑えられる、低刺激設計
保湿クリーム/オイル
テープかぶれが起こりやすい人には、保湿クリームやオイルでのケアがおすすめです。
私の知り合いのお母さんは「夜はお風呂上がりに保湿クリームを塗り、朝にアトファインを貼る」という方法を続けていました。こうすることで肌がしっとりした状態を保てて、テープかぶれも防げたそうです。
おすすめ商品
ママ&キッズ マークリペアオイル
- 帝王切開後の傷あとケアに最適(肌の保湿・保護はもちろん、弾力と柔軟性をサポート)
- 贅沢な植物オイルを配合(メドフォーム油、アルガンオイルなどが肌にスッとなじみ、しっとり柔らかに)
- 肌の再生をサポートする厳選成分(帝王切開の傷あとだけでなく、できてしまった妊娠線のケアにも使用可能)
- テープと併用OK(交換時にオイルを塗って、乾いてからテープを貼ることで保湿+保護が両立)
- 妊娠中〜産後まで長く使える(乾燥肌のボディケアや妊娠線予防のオイルとしても活躍)
下着による摩擦対策
意外と見落としがちなのが、下着の擦れによる刺激です。
縫い目が直接傷あとに当たらないショーツや、柔らかいコットン素材の下着を選ぶことで、かゆみや不快感をやわらげることができます。私自身は、産後2か月まではマタニティショーツを使い続けていました。
おすすめの商品
帝王切開後の傷口にやさしい マタニティショーツ(ダブルガーゼ仕様)
- お腹部分にガーゼ綿素材を2枚重ね、傷口をやさしく保護
- 前ウエスト部分はゴムを使わず、締め付け感を軽減
- 深めの股上でお腹全体をすっぽり包み込むデザイン
- 後ウエストはマイクロテープ始末、足口は折り返し仕様で肌あたりがやさしい
- マチ部分はサニタリー仕様で、通気性の良い透湿防水布付き。ムレにくくナプキン装着も可能
まとめ:帝王切開の傷あとケアは「保湿+摩擦予防」がカギ
帝王切開後の傷あとケアで大切なのは「清潔に保つ」「乾燥させない」「刺激を避ける」こと。
とくに かゆみ対策には、保湿で肌をやわらかく保つことと、下着や服による摩擦を防ぐ工夫 が欠かせません。
傷あとがかゆい・赤いと「このまま放置して大丈夫かな?」と不安になるものですが、早めにケア方法を見直したり、必要に応じて医師に相談することで、肥厚性瘢痕やケロイドのリスクを減らすことができます。
- 【美容皮膚科医監修】帝王切開の傷あと専用ケアテープ
- ママ&キッズ マークリペアオイル(保湿ケアにおすすめ)
- 帝王切開後の傷口にやさしい マタニティショーツ(摩擦予防に役立つ)
帝王切開の傷あとケアは長期戦だからこそ、無理なく続けられる方法を選ぶことが大切。保湿と摩擦予防を意識して、あなたに合ったケアでかゆみをやわらげていきましょう。












