赤ちゃんの歯が生え始めると、毎日の習慣として欠かせなくなるのが歯磨き。
でも実際に始めてみると、0歳〜1歳ごろに多くの家庭がぶつかるのが「歯磨きイヤイヤ期」です。
わが家で特に歯磨きイヤイヤが大変だったのは、10か月〜1歳ごろ。
口を開けてくれない、体をのけぞらせて逃げる、仕上げ磨きをしようとすると大泣き。
「虫歯にしたくないだけなのに、なんでこんなに大変なんだろう…」と、毎晩ため息をついていました。
今回は、そんな歯磨きイヤイヤ期の中で実際に使って助けられたグッズ3つと、
1歳半を過ぎた現在の変化もあわせて紹介します。
歯磨きイヤイヤ期は「ほとんどの子が通る道」
歯磨きを嫌がる姿を見ると、「やり方が悪いのかな」「このままで大丈夫?」と不安になりますよね。
私自身も、毎日押さえながら仕上げ磨きをしていて、「これって正解なの?」と悩んだ時期がありました。
でも、歯磨きイヤイヤ期にはちゃんと理由があります。
- 口の中を触られる感覚が不快
- じっと同じ体勢でいるのが難しい
- 嫌な経験が重なって「歯磨き=つらい時間」になってしまう
どれも、この時期の赤ちゃんにとっては自然な反応。
だからこそ、完璧に磨くことよりも、続けられる工夫が大切だと感じました。
歯磨きイヤイヤ期を支えてくれた神グッズ3選
① アンパンマンの歯磨きミラー
特徴
- 自分の姿を見ながら楽しく歯磨きできる
- アンパンマンの音楽&応援ボイス付き
- 小さな手でも持ちやすい持ち手
- 約60秒の音楽で区切りがつけやすい
使ってみた感想
生後11か月ごろ、歯磨きをとにかく嫌がって毎回ギャン泣きだった時期に助けられたのが、
アンパンマンの歯磨きミラーでした。
鏡に自分の顔が映るのが楽しいようで、これを持たせると不思議とおとなしくなってくれます。
音楽やアンパンマンの声も流れるので、歯磨きというより「遊び」に近い感覚になるのがよかったです。
ただ、正直に言うと――
仕上げ磨きは、めちゃくちゃしづらいです(笑)
鏡に夢中になってくれるのはいいものの、
歯がよく見えない。角度も合わない。
正直、鏡がちょっと邪魔(笑)。
「ちゃんと磨けてるかな?」と不安になる日もありました。
それでも、この歯磨きミラーがよかったと思うのは、
ギャン泣きの中で無理やり磨かなくてよくなった日ができたこと。
今までは泣き叫ぶ子どもを押さえながら歯磨きをしていて、正直こちらの気持ちのほうがつらかったんですよね。
「今日は完璧じゃなくてもいい」「歯磨きが穏やかに終わる日があってもいい」
そう思わせてくれた商品、という感じです。
しっかり仕上げ磨きをしたい日には向きませんが、
歯磨きイヤイヤ期の“気持ちを切り替える日”用アイテムとしては、かなり助けられました。
② ピジョン 仕上げ専用電動歯ブラシ
特徴
- LEDライト付きで口の中が見やすい
- ブラシに角度がついていて磨きやすい
- 音波振動で短時間でも汚れが落とせる(らしい)
使ってみた感想
歯磨きイヤイヤ期(1歳ごろ)に、
「短時間の歯磨きでも、できるだけしっかり汚れを落としたい」
そう思って購入したのが、ピジョンの仕上げ専用電動歯ブラシでした。
LEDライト付きなので、口の奥までよく見えるのがとても便利。
ブラシの角度も絶妙で、赤ちゃんの小さな口でも当てやすく、「今どこを磨いているか」が分かりやすいのが助かりました。
この電動歯ブラシ、音波振動なのに音がほとんどしません。
実際に、夫が仕上げ磨きをしてくれている様子を見ていても、「これ、本当に振動してる?」と思うくらい無音です。
そのおかげか、電動歯ブラシ特有の音や振動を怖がることもなく、
わが子は比較的スムーズに受け入れてくれました。
このあと紹介するチェックアップの歯磨きジェルと併用することで、
自分から口を開けてくれることも増え、仕上げ磨きがかなりやりやすくなったと感じています。
正直、仕上げ歯磨きの時間は30秒ほどが限界。
それ以上は嫌がってしまいます。
それでも、
「短時間でも普通の歯ブラシよりは汚れを落とせているはず」
そう信じて、現在も使い続けています。
完璧じゃなくても、
続けられる形で歯磨きができていることが、今の我が家にとっては一番大事でした。
③ チェックアップジェル(フッ素ジェル)
特徴
- 泡立たない&すすぎ不要で0歳から使える
- フッ素配合で虫歯予防に効果的
- バナナ味で子どもが喜んで口を開けやすい
- 歯科医院でもおすすめされる信頼度の高いジェル
使ってみた感想
上下左右の前歯が生えそろった1歳ごろから取り入れたのが、チェックアップジェルです。
泡立たず、すすぎ不要なので、
口の中に違和感が出にくいのが赤ちゃん向きだと感じました。
使う量は毎回お米1粒くらい。
ほんの少量でいいので、思っていた以上に減りが遅く、コスパがいいのも助かっています。
このジェルを使うようになってから、
味があるおかげで、自分から口を開けてくれることが増えました。
「歯磨き=完全に嫌な時間」ではなくなったのが、かなり大きな変化です。
歯医者さん曰く、
フッ素ケアは上下左右の前歯が生えそろう1歳~1歳半ごろを目安に、始めるといいということ。
もし、同じくらいの月齢で歯磨きイヤイヤに悩んでいるなら、
「フッ素ケアを始めるタイミング」として、ぜひ検討してみてほしいアイテムです。
電動歯ブラシと併用することで、
短時間の仕上げ磨きでも、少し安心して終えられるようになりました。
1歳半を過ぎた今の歯磨き事情
正直、生後10か月〜1歳のころは
「このイヤイヤ、いつまで続くんだろう…」と先が見えず、毎日が手探りでした。
いろいろ試して助けられたアンパンマンの歯磨きミラーも、ずっと使えたわけではありません。
しばらくすると飽きてしまい、再びギャン泣きに戻ってしまったこともありました。
そんなときは、無理に使い続けず、
1〜2週間ほどいったん封印して、忘れたころにまた出す、を繰り返していました。
それでも「次は何を試せばいいんだろう…」と悩んでいたころ、
わが子が1歳4か月ごろから数字(1〜10)を理解し始めたのをきっかけに、
歯磨きのやり方を少し変えてみました。
すると不思議なことに、数えている間だけは我慢して口を開けてくれるようになりました。
10になった瞬間にパッと離すので(笑)、
やっぱり歯磨きが好きなわけではなさそうですが、
「終わりがわかる」ことが安心につながっているように感じています。
今は、
ピジョンの電動歯ブラシ+チェックアップジェル(バナナ味)を使いながら、
この「1〜10カウント歯磨き」が我が家の定番。
1〜10を30秒くらいかけて、ゆっくり数えるのがコツです。
結果的に歯磨きの時間は短いですが、
短時間でも続けられる形が、今のわが子には合っていると思っています。
数字の練習にもなり、
「終わりがある」とわかって歯磨きに向き合えるようになった今、
ようやく少し肩の力を抜いて歯磨きの時間を迎えられるようになりました。
まとめ:歯磨きイヤイヤ期は、頼っていい時期
歯磨きイヤイヤ期は、どの赤ちゃんにも訪れる“通過点”。
毎日泣かれるとつらいですが、親が頑張りすぎる必要はありません。
我が家は
- 楽しさをプラスする
- 時間を短く区切る
- 安心できるグッズに頼る
この3つを意識することで、少しずつ乗り越えてきました。
あの頃は必死でしたが、今振り返ると
「続けてきたから、ここまで来られたんだな」と思えます。
歯磨きイヤイヤに悩んでいる方の、「今だけなんだ」と思えるきっかけになれば嬉しいです。




