産後は「痩せやすい時期がある」とよく聞きますよね。
でも実際には「全然痩せない」「むしろ太った…」と悩むママも少なくありません。私自身、産後6か月間で体重は減るどころか、逆に1キロ増えてしまったタイプです(泣)。
「痩せやすい時期を逃したらもう無理なのかな?」
「産後半年から1年過ぎても痩せられるの?」
そんな不安を感じているママに向けて、この記事では
- 産後痩せやすい時期はいつなのか
- 痩せやすい時期に痩せない理由
- 痩せやすい時期を過ぎても痩せられるのか、私の体験談
をまとめました。
「時期を逃してもダイエットは間に合う!」と前向きになれる内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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産後は「痩せやすい時期」があるって本当?
産後の体重が最も落ちやすいのは、産後6か月くらいまでといわれています。
この時期は「ボディリターン期」と呼ばれ、妊娠中に低下していた基礎代謝が回復し、体が自然に妊娠前の状態へ戻ろうとするタイミングです。
特に産後3〜6か月はホルモンバランスが安定しやすく、体脂肪が燃焼しやすい状態になります。妊娠中に蓄えられた脂肪は「流動脂肪」と呼ばれ、水分を多く含んでいるため落ちやすいという特徴もあります。
さらに授乳によって1日約500kcalを消費するため、うまく生活習慣を整えれば、自然と体重が戻りやすい時期でもあります。
つまり、産後半年までは「代謝が上がる」「脂肪が落ちやすい」「ホルモンが味方してくれる」と、痩せやすい条件がそろったゴールデンタイムなんです。

私は産後の痩せやすい時期に全く痩せませんでした。
ここまで読むと「産後は放っておいても痩せるんだ!」と思うかもしれません。
でも私はこのボディリターン期に1キロ増えていました(泣)。
授乳でお腹がすいて甘いものに手が伸び、寝不足で運動どころではない毎日。気づけば「母乳育児してるし、痩せやすいはずの時期なのに、なぜ痩せないの?」と焦っていました。
産後の瘦せやすい時期に体重が減らない理由
睡眠不足で過剰に食べてしまう
睡眠不足は、食欲をコントロールするホルモンの働きを乱すと言われています。その結果、甘いものや高カロリーな食品を無性に食べたくなってしまうのです。さらにストレスが積み重なると、脂肪を燃やしにくい体になってしまうことも。とはいえ、赤ちゃんは夜にまとまって眠ってくれるわけではないので、十分な睡眠を確保するのは難しいのが現実。だからこそ、短時間でも質の良い睡眠を心がけることが大切になります。
授乳でお腹がすきやすい/間食や甘い飲み物が増える
授乳は1日あたり約500kcalを消費すると言われていますが、そのぶん空腹感やのどの渇きが強くなりやすいのが特徴です。お腹がすくとつい甘いものや高カロリーな食品に手が伸びたり、ジュースなどの甘い飲み物で水分補給してしまったり…。育児中は手軽につまめるお菓子やパンに頼りがちでもあるので、気づかないうちにカロリーオーバーになりやすく、せっかくの「痩せやすい時期」の効果が打ち消されてしまうこともあります。
運動する時間が取れない
赤ちゃんのお世話に追われていると、自分の時間を作るのは本当に難しいですよね。体を動かしたいと思っても、赤ちゃんが昼寝をしている間は家事や休憩にあててしまい、運動にまで手が回らないことがほとんど。さらに外出して運動するのも難しく、思うように体を動かせない日々が続いてしまいます。その結果、消費カロリーがなかなか稼げず、「痩せやすい時期」の効果を感じにくくなるのです。
痩せやすい時期を過ぎたら痩せにくくなる?
一般的に、産後6か月を過ぎると「ボディリターン期」が落ち着き、基礎代謝やホルモンバランスも安定していきます。そのため、妊娠中に増えた体重や体型が定着しやすく、「もう痩せにくいのでは?」と不安になるママも多い時期です。
私自身、産後6か月までは1キロも減らないどころか、むしろ体重が増えていました。それでも「このままじゃまずい」と思い、産後6か月から本気でダイエットをスタート。食事管理や軽い運動を続けた結果、1年かけてマイナス10キロを達成することができました。



「痩せやすい時期」を逃しても、習慣を整えればちゃんと結果はついてきます。焦らず、自分のペースで取り組むことが大切なんだと実感しました。
私の体験談:産後6か月からの本気ダイエット
産後はやせるどころかプラス1キロ増
産後半年の時点で体重は65.5kg。痩せやすい時期といわれていたのに、むしろ妊娠直後より1kg増えていました。
「このままでは戻れなくなる」と危機感を覚え、産後6か月から本気のダイエットを開始。そこから1年かけて体重は 65.5kg → 54.9kg、体脂肪率は39.8% → 31.7% まで落ちました。







妊娠前に履いていたズボンがすっと入るようになったときの達成感は、今でも忘れられません。
食事管理:食べたものを記録する
まず取り入れたのは「食事の記録」。毎日の食事をアプリに入力し、カロリー・糖質・たんぱく質のバランスを意識しました。
- 糖質制限はしない(ごはんを減らすと代謝が落ちて逆に痩せにくくなる)
- 糖質をしっかりとることで満足感が増え、自然と間食も減る(「甘いもの欲」も減少)
- たんぱく質を意識することで脂肪だけを落として筋肉量をキープできる
私は 1日の摂取カロリー1,400kcalを目安 にして調整していました。


食事の記録におすすめのアプリ
運動:自宅でできることからスタート
赤ちゃんがいるとジムやヨガに通うのは難しいので、私は自宅でできる運動をコツコツ続けました。
ポイントは 「激しい運動より、毎日続けられること」。
特におすすめなのが、私も実践した ステッパー と フィットボクシング。スキマ時間に取り組めて、無理なく続けやすかったです。


また、気候が良い日は ベビーカーでお散歩 に出るのもおすすめ。赤ちゃんとの気分転換にもなり、外の空気を吸うだけでもリフレッシュできました。
私が運動で消費できたのは 1日200〜300kcal程度。大きな数字ではありませんが、毎日の積み重ねで確実に効果を実感しました。
自宅保育中の運動におすすめ
ストレス対策:気分転換を大切に
自宅保育の毎日は、どうしてもストレスが溜まりがち。私は以下の方法で気持ちをリセットしていました。
- お散歩で外の空気を吸う
- カロリーの範囲内でカフェイン飲料や甘いものを楽しむ
- マクドナルドや回転寿司など、好きなものを我慢しない
- たまに2,000kcal以上食べてもOK!その後に運動や食事で調整
- 夜食もOK。私はおにぎりをよく食べています。
大切なのは 「無理に我慢しないこと」。
食事を制限しすぎたり、毎日同じようなメニューばかりだと、ストレスがたまって暴飲暴食につながりやすく、結局は長続きしません。適度に好きなもの・ことを楽しみながら取り入れることが、継続できた理由だと思います。
睡眠:短時間でも質を高める工夫
授乳期は夜中に何度も起きるので、十分な睡眠時間を確保するのは難しいもの。
それでも私は 「質を高める」 工夫をして、少しでも疲れを回復できるようにしました。
- 寝る前にフォームローラーで体をほぐして、肩こりや緊張を和らげる
- 授乳中でも飲める キューピーコーワヒーリング錠(カフェインゼロ) を取り入れる
→ 夜中に起きても朝の疲労感が軽くなった実感あり - ノイズキャンセリングイヤホンを使って入眠
→ 子どもの泣き声は聞こえるけれど、寝返りの音や「ふにゃ」という小さな声では起きないので、無駄に目が覚めなくなった。


眠りが浅い・疲れが残るときにおすすめ
まとめ:産後ダイエットは「時期」より「習慣化」が大事
産後は「痩せやすい時期」があると言われていますが、実際には睡眠不足やストレス、食生活の乱れなどで思うように体重が減らないことも多いものです。私自身も、痩せやすいはずの時期にむしろ1キロ増えてしまいました。
でも、産後6か月を過ぎてからでも、食事管理や自宅でできる運動、ストレス対策や睡眠の工夫を続けたことで、1年かけて10キロ以上減量できました。
つまり、産後ダイエットに大切なのは「痩せやすい時期にやること」よりも、無理なく続けられる習慣をつくること。
すぐに結果を求めたくなりますが、焦らずコツコツ取り組めば体は必ず応えてくれます。
本気を出せば、いつからでも痩せることはできる。
同じように悩むママたちにとって、「ゆっくりでも大丈夫」と思えるきっかけになればうれしいです。












