- この記事は筆者の体験に基づく内容です。
- 症状の改善や健康維持に関する情報であり、医療行為・治療を目的としたものではありません。
- 必要な場合は医師にご相談ください。
妊娠中や産後に増える悩みのひとつが「便秘」。
私自身も初めての妊娠をきっかけに腸の動きが鈍くなり、カチカチで出にくい日が続きました。
トイレのたびに気持ちが沈み、出血してしまうこともあり、対応に困っていた時期があります。
水分・食物繊維・ヨーグルトなど、定番の対策は一通り試してみたものの、波があったり継続が難しかったり…。
そんなときに少し気軽な気持ちで取り入れたのが「りんご酢」でした。
「酢が腸にいい」という話はなんとなく聞いたことがあった程度ですが、
私の場合はほどよく続けられて、便通の悩みがグッと軽くなるきっかけになりました。
この記事では、私が実際にどう使ったか、どんな変化があったかを中心に、
妊娠中・産後の便秘の理由や、りんご酢を飲む際の注意点までまとめて紹介します。
りんご酢を取り入れてどう変わったか
まず体験からお伝えすると、りんご酢を取り入れたことで
- 毎日ほぼ同じタイミングでお通じが来るようになった
- お腹の張りや重さを感じる日が減った
という変化がありました。
劇的な改善というより「じわじわ効いてくる」タイプでしたが、
私には合っていたようで、続けるほどリズムが整っていきました。
特に良かった点は、無理がなく続けやすかったこと。
酸味が強すぎず、甘みのあるタイプを選んだのがちょうど良かったようです。
私が続けられたりんご酢の飲み方・量・タイミング
私が使っていたのは、ミツカンの「りんご黒酢(6倍濃縮タイプ)」。
いろいろ比べてみて、酸味が強すぎず飲みやすいタイプを選びました。
商品詳細はこちら

飲み方のルールはとてもシンプルです!
飲む量
- 濃縮タイプ:60ml
- 水で4〜5倍に薄めてコップ1杯
飲むタイミング
- 夕食後に1日1回
続けるコツ
- 冷たい水より常温がおすすめ(お腹が冷えにくい)
- 甘みがあるタイプを選ぶと習慣にしやすい
- コップに作ってからすぐ飲む(放置すると酸味が強く感じる)
妊娠27週の里帰り期間中、母から
「毎日飲むなら、砂糖が入っていないタイプのほうが安心じゃない?」
と声をかけられたことがきっかけで、純りんご酢も取り入れてみました。
商品詳細はこちら
純りんご酢は砂糖不使用なので、甘みはほぼゼロ。
そのままだと酸味がかなり強いため、
- 純りんご酢:大さじ1
- 炭酸水:酢の約5倍
- はちみつ:ティースプーン1杯
という飲み方に落ち着きました。
ただ、酸味が際立つぶん、毎日続けるのは少しハード。
飲む回数が減ると、また便秘気味になってしまい、
私には「甘い飲むりんご酢」のほうが取り入れやすいと感じました。
妊娠中・産後に便秘が起こりやすい理由(妊娠期→産後期)
妊娠中や産後に便秘が増えるのは、生活の変化だけでなく、体の仕組みが大きく関わっています。
時期ごとの特徴を整理すると理由が見えやすくなります。
妊娠中の便秘の主な原因
黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響
妊娠すると「プロゲステロン」というホルモンが増えます。
このホルモンは腸のぜん動運動(便を押し出す動き)をゆるめる働きがあり、便が滞りやすくなります。
子宮の圧迫による腸の動きの低下
お腹が大きくなるにつれて、腸が押されて動きがスムーズでなくなります。
特に妊娠後期は圧迫の影響が強くなります。
運動量の低下
お腹が大きくなるにつれて体を動かしづらくなり、活動量が自然と減少します。
体を動かす機会が減ると腸の働きも弱まり、排便リズムが乱れやすくなります。
水分不足・食生活の乱れ
妊娠初期のつわりで水分や食事が十分に取れなかったり、
食の好みが変わって偏食になったりすることも便秘の原因に。
特に水分不足は便を硬くしてしまい、より便秘を悪化させます。
妊娠中の便秘は、ホルモンや体の変化の影響で 初期・中期・後期それぞれに起こりやすい時期 があります。
妊娠初期〜中期(5〜20週頃)
妊娠初期から中期にかけては、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増えるため、腸のぜん動運動が低下し便秘になりやすくなります。
つわりによる水分不足や食生活の乱れ、安静にしている時間が増えることも、便秘を悪化させる原因です。
妊娠後期(30週以降)
お腹が大きくなり、子宮が腸を圧迫するため、便がスムーズに移動しにくくなります。
その結果、後期にも便秘がひどくなりやすい人が多いです。
産後の便秘の主な原因
骨盤底筋や腹筋のダメージ
出産で骨盤底筋群がゆるんだりダメージを受けると、いきむ力が弱まり、排便しにくくなります。
また帝王切開の場合も腹筋が弱まるため、便を押し出す力が低下し便秘につながります。
排便への恐怖心(会陰切開や傷の痛み)
会陰切開や裂傷があると、排便時に痛みを感じるのではないかと不安になり、
無意識にいきむのを避けてしまうことがあります。
その結果、便を我慢してしまい、さらに便秘が悪化することも。
睡眠不足・水分不足・食生活の乱れ
赤ちゃんのお世話で生活リズムが崩れ、水分補給や食事が後回しになりがちです。
その影響で腸内環境が乱れ、便秘を引き起こしやすくなります。
産後の運動不足
産後は体力回復のため安静にしている期間があり、活動量が大きく減ります。
「育児で疲れているのに体は動かしていない」という状態が続くと、
腸のぜん動運動も弱まり、便秘が長引く原因になります。
産後の便秘は、特に出産後1〜2週間頃に起こりやすいといわれています。
この時期は
- 会陰切開や裂傷の痛みが残っている
- 授乳や夜泣きで寝不足が続く
- 体力が回復しておらず動けない
- 食事や水分補給が不規則になりやすい
といった要因が重なり、便秘にとって最悪の環境が整ってしまいます。
さらに、産後1か月健診までは安静を心がける時期のため、活動量が少なく腸の動きも鈍りがちです。
その後も授乳や育児中心の生活が続くことで、産後しばらく便秘が慢性化してしまうママも少なくありません。
りんご酢が便秘に役立つと言われる理由(成分解説)
りんご酢そのものが薬というわけではありませんが、腸の働きに関連する成分がいくつか含まれています。
酢酸(アセチック酸)
リンゴ酢の主成分である酢酸は、腸の動きを活発にする作用があるといわれています。
腸のぜん動運動(腸の収縮運動)を促進し、便の排出を助ける効果が期待できます。
食物酢に含まれるペクチン(食物繊維の一種)
リンゴに含まれる水溶性食物繊維のペクチンは、腸内の善玉菌のエサとなり腸内環境を整えます。
腸内環境が整うことで、便通がスムーズになりやすくなります。
クエン酸
リンゴ酢にはクエン酸も含まれています。疲労回復や代謝アップに役立つため、腸の働きも活発になりやすいです。
ミネラル(カリウム・マグネシウムなど)
特にマグネシウムは便を柔らかくする作用が知られており、便秘改善に役立ちます。
リンゴ酢に含まれるミネラルが腸の働きをサポートすることで、よりスムーズな排便につながります。
妊娠中・授乳中にりんご酢を飲むときの注意点
リンゴ酢はあくまで「酢」なので、摂りすぎには注意が必要です。
過剰に飲むと、胃への刺激が強くなり、気持ち悪くなったり胃が荒れたりすることがあります。
私も妊娠中に飲むことが不安で、かかりつけ医に相談しました。
「1日1杯程度なら問題ないですよ」と言われたので、安心して取り入れることができました。
妊娠中や授乳中は体が敏感になっている時期です。
- はじめて取り入れるときは少量から試す
- 体調に変化があればすぐ中止する
- 不安がある場合は医師に相談する
など、無理のない範囲で取り入れることが大切です。
まとめ:続けやすい取り入れ方とおすすめ商品
便秘は妊娠中・産後どちらにも起こりやすく、時期によって原因が異なります。
私の場合、りんご酢は「ゆるく続けられる対策のひとつ」として相性が良く、
お通じのリズムが整うきっかけになりました。
おすすめの使い方は
- 夕食後に1杯
- 濃縮タイプはしっかり薄める
- 甘みがあるタイプから始める
というシンプルな方法。
飲みやすさで選ぶなら
ミツカン「りんご黒酢(6倍濃縮)」 が取り入れやすかったです。
りんご酢はあくまで「対策のひとつ」ですが、無理のない方法を探しているママにとって、
選択肢の1つとして役立つと思います。












