緊急帝王切開後のリアル体験&後悔しないために大切なこと

暮らし

はじめに:想像していなかった出産

出産の瞬間を想像するたびに、私はずっと「普通分娩で産むんだろうな」って思ってた。

逆子じゃなかったし、妊娠高血圧もなかったし、自分が帝王切開になるなんて微塵も考えてなかったんだよね。

でも、現実は違った。あれよあれよという間に緊急帝王切開が決まり、気づいたら手術室のベッドの上。

術後は「下から産めなかった悔しさ」で泣いてばかりいた。自分が思い描いていた出産とは違って、心の整理が全然つかなかったんだ。

 

緊急帝王切開後の入院スケジュール

1日目:絶対安静の時間

手術が終わった後、腕には点滴、脚には血栓症予防にフットポンプを着用し丸一日ベッドから動けなかった。飲み物も食べ物も12時間ほどNGで、氷を少しずつ舐めて喉の渇きをしのいでた。

体温はずっと高くて、病室の冷房をガンガン下げてもらったくらい。

この日は下から産めなかった悔しさやこれからの不安でずっと泣いてたよ。

授乳のときは助産師さんが赤ちゃんを連れてきてくれて、助産師さんの援助のもと授乳をしてました。

 

2日目:地獄の歩行練習

ベッドから立ち上がだけで激痛が。

歩行練習でトイレまで50メートルほど歩くだけなのに、行って戻るのに30分もかかった。

傷が痛くて腹筋に力が入らないから、点滴のスタンドと廊下の手すりにすがりつきながら、泣きそうになりながら歩いた。

「血栓症を防ぐために歩かなきゃいけない」って説明されたけど、正直辛すぎていつになったら痛く無くなるのか検索魔になってた。

授乳は昨日と同様に時間になったら赤ちゃんを連れてきてくれるんだけど、助産師さんは授乳が終わるまで部屋を出て、1対1で対応してたよ

 

3日目:少し慣れてきたけど、まだまだ痛い

立ち上がったり歩くのには慣れてきたけど、まだトイレ往復には時間がかかる。

授乳の時だけ赤ちゃんを連れてきてもらえるけど、お腹に当たると激痛で…。

この日からお昼も赤ちゃんと一緒に過ごすようになったんだけど、夜は預かってもらって時間になったら連れてきてもらってたよ

 

4日目:シャワー解禁、でもまだ痛い

特に支えなしで歩けるようになった

初めてシャワーを浴びた時、鏡に映った傷跡を見てショックで立ち尽くした。

「本当に産んだんだな」って実感もあったけど、赤い傷が目に入るたびに悲しくなった。

この時もまだ動きはゆっくりで、シャワーを浴びるのにも一苦労だった。

 

5日目〜7日目:母子同室スタート

赤ちゃんとシャワーの時間以外は同じ部屋で過ごすようになって、授乳もオムツ替えも自分でやる日々がスタート。

嬉しい反面、「ちゃんと息してるかな?」って不安で、夜中に何度も確認して全然寝れなかった。

 

8日目:退院

前日に抜糸をしたんだけど、全く痛くなかった!ずっと怯えてたから安心した。退院する頃にはスタスタと歩けるようになってたけど、動きすぎるとズキズキと痛みが走る。

ちなみに痛みが全く気にならなくなったのは私の場合、産後2ヶ月くらい!それまで毎日腹帯をしっかりきつめに巻いて、お腹を支えて歩いてた。

 

こうしておけばよかった!術後の後悔ポイント

保険に加入しておけばよかった

緊急帝王切開なんて想像もしてなかったから、妊娠中の保険には全く入ってなかったのが今でも後悔。

もし保険に入っていたら、手術費用も入院費も負担が軽くなってたのに…。

コープ共済なら妊娠の経過が順調であれば、妊娠中に加入できるからおすすめだよ!

 

術後の時間つぶしグッズ

1日目はずっとテレビやスマホを見て時間を潰してたけど、目が疲れて後から後悔…。

オーディオブックや音楽があれば、もっとリラックスできたのかなって思う。

 

延長コードはマスト!

ベッドからコンセントが遠くて、助産師さんにお願いしてスマホを充電してました。

延長コードを持っていけば、ベッドから動く必要がないのに…次にもし入院することがあったら絶対持っていく!

 

帝王切開専用の骨盤ベルト

産後2ヶ月のとき西松屋でに帝王切開専用の骨盤ベルトを発見!帝王切開でも使える骨盤ベルトがあるなんて知らなかった!もっと早く出会いたかった。

もし産後1ヶ月くらいたって痛みが落ち着いてくれば骨盤ベルトの着用をおすすめするよ。

 

骨盤ベルトのメリット

骨盤の安定:出産後の骨盤はグラグラしているから、ベルトで固定することで痛みの軽減につながる。

姿勢の改善:しっかり固定されることで背筋も伸びやすくなり、腰痛の防止にも。

内臓のサポート:骨盤が正しい位置にあると、内臓の働きも整いやすくなる。

体型戻しのサポート:骨盤の歪みを防ぐことで、元の体型に戻りやすくなると言われてる。

 

心の変化:傷跡と向き合った半年間

帝王切開での出産、特に緊急の場合は「下から産めなかった悔しさ」がどうしても心に残りました。

私の場合、生後半年くらいでようやくその気持ちが落ち着いてきました。

原因の一つは、傷跡の赤み。術後は目立つし、見るたびに「ああ、私は帝王切開だったんだな…」と落ち込むことも多かったです。

でも、毎日欠かさずに傷跡の保護テープを貼り続けたおかげで、ケロイドにならず赤みも引いて目立たなくなった時、心も少しずつ落ち着いていったんです。

「時間と自分のケア次第で、必ず落ち着く日が来る」。

今同じ悩みを抱えている人がいるなら、無理せずゆっくり、焦らず過ごしてほしいなって思います。

 

おわりに:帝王切開もあなたの大切な道のり

帝王切開は想像していなかった出産の形だったけれど、今振り返ると、それも私と赤ちゃんが無事に出会うための大切な道のりだったんだなって思います。

傷跡を見るたびに思い出すけれど、それは私が命をかけて守った証。時間と共に少しずつ心も体も回復していくから、焦らず自分のペースで向き合ってほしいなって思います。

同じ経験をしたママさんや、これから出産を迎えるママさんに、少しでもこの体験が役立てば嬉しいです。

あなたの出産も、あなたらしく素敵なものになりますように!